映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」感想 

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予想以上に面白かった!妻ふり 感想~ネタバレあり~

家に帰ると妻がかならず死んだふりをしています。

映画化されるということで、ちょっと楽しみにしておりました。

数年前にネットで話題になったのは知ってたんだけど、よく内容は知らなかったんですよね。

しばらく映画館で見てなかったので、なんか見たいなぁ とふと思って、だんなさんを半ば強引に誘っていってきました(歳が離れてるので、旦那を連れていくと1100円で見れるのだ!!)

 

最初は榮倉ナナ演じるちえさんがある日突然死んだふりをして、帰宅してくる旦那さん(安田顕)を待ち受けるところから始まるんですが、これは予想通り(だってタイトルまんまだもんww)

ちえさんの仮装がエスカレートしていくのを見て(これほんとに実話なんだろうか?だとしたらめっちゃおもろい奥さんやん)と思ったり、(でもほんとに毎日こんなんだったらだんなさん疲れるよなぁと)と思いながら見ておりました。

ここからどう展開していくんだろう?っていうのが一番気になったんですが、予想以上にグッときた。(内容は後程)

 

前半完全に寝てた旦那さんも、後半からはちゃんと見だして、最後には

「うん、なかなかいい話だった」

と言っておりました。

 

押しつけがましくもなく、でもちょっと考えさせられるような内容も含まれてて、見終わった後にほんとにほっこりする映画でしたよ。

 

どんな話?と気になる人のために、ここからじっくり内容振り返りますよ。(ネタバレあり)

ではお付き合いくださいませ♪

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あらすじ

加賀美じゅん(安田顕)は極ふつーのサラリーマン。妻のちえ(榮倉ナナ)とは出張先でひょんなことから出会い結婚。

実はじゅんはバツイチ。前の結婚生活が3年で破たんしてしまった(突然理由もなく元奥さんが家出をして、帰ってきたと思ったら離婚してほしいと言われ、そのまま離婚)

だから、ちえと結婚するときに「3年たったら、この先本当に一緒にいたいかどうかちゃんと考えよう」と言っていた。

そしてちょうど3年目を迎えようとしていたころだった。

 

いつものように仕事から帰宅したじゅん。

ドアホンを鳴らすも、ちえは出てこない。

「?」と思って玄関を開けると…そこには口から血を流して倒れているちえがいた!!

 

何事だ!!

とあわてるじゅんをしり目に、くくくくと笑い出すちえ。

ここから「妻の死んだふり」生活が始まったのである。

 

毎日帰宅すると 試行錯誤して死んだふりをしているちえ。

ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…
次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。

 

(なんでこんなことをするんだろう?)

とだんだん悩みだすじゅん。死んだふりにつきあったり、無視したり、対応するのにもほとほと疲れてしまっていた。

同僚の佐野(大谷亮平)に相談して、花を買ったりケーキを買って帰ったりするものの、ちえの死んだふりは一向に止まらない。

 

そこで、佐野夫婦と一緒に外で食事をしようということになった。

外ではいたって普通のちえ。

佐野の妻由美子とも仲良くなっていた。

ある日由美子とランチにいったとき、由美子から不妊治療の話を聞かされるちえ。

「なんていったらいいかわからない」

と正直な気持ちを伝えるちえ。

「下手に慰められるよりよっぽどいい」と由美子が言うと

優しい言葉は時に人を傷つけるから…

とちえはぽつりとつぶやいた。

 

じゅんは「暇だから変なことをするのだろう」と思い、近所のクリーニング店のアルバイトを勧めてみる。

最初は乗り気でなかったちえだが、とりあえず勧められたとおりクリーニング店のアルバイトを始める。

そこには妻に先立たれ、子供とも離れて暮らす老人がひとりでお店を切り盛りしていた。毎日コンビニでお弁当を買って食べている様子がちょっと気になるちえ。

ある日お店にいくと、店主がしゃがみこんでいる。

「大丈夫ですか?」と駆け寄るちえの目に、つがいの文鳥の1羽がなくなっていた。

「昨日までは元気だったんだけどねぇ」とさみしそうに語る店主。

一緒にいろんな話をしながら土に埋葬しているとふいに店主は

「今、旦那さんと過ごす時間を大事にしなさい」

とちえに言った。

 

ちえの死んだふりはアルバイトにいっても特にかわりなく続き、とうとうじゅんは「死んだふりはやめてください」と申し出る。

が、死んだふりではなくなぜか仮装に変わってちえの奇行は続いていた。

 

どうしてちえはそんなことをするのか?

 

思い切って、

「ちえさん、ぼくは君のことが好きですよ。こんなまわりくどいことをせず、何か言いたいことがあるならちゃんといってください。ちえはぼくのこと、どう思ってるの?」

と問い詰めるじゅん。

 

するとちえは窓際にいって

月が綺麗ですね

と答えた。

その答えの意味がどうしても理解できないじゅんは納得いかない顔をしていた。

 

ある休みの朝、じゅんは

「たまにはどこか出かけよう。ちえさんどこに行きたい?どこか行きたいことろある?」

とちえに持ちかける。

するとちえは

「じゅんさんはどこに行きたいんですか?」

と逆に質問してきた。

そこへ一本の電話。

 

ちえの父が倒れたという電話だった。

 

ちえの母親はちえが4歳の時に他界し、それから父1人子1人で生活していた。

命に別状はないと聞いていいても、顔をみるのが怖くてたまらないちえ。

病室に入り、寝ている父の顔をみて泣きそうになる。

すると目をあけ、いつものとおり減らず口をたたく父をみて安心し、廊下でなきじゃくるちえ。

そんなちえをそっと抱きしめてあげるじゅん。

 

その様子を病室の中から聞いていた父は、じゅんにちえが幼い時の話をし始めた。

母親がなくなって、ずっと泣きっぱなしだったちえ。

朝から仕込みをし、ちえの世話をして、そのあとお店(お寿司屋さん)にいき、帰宅するともう夜中。

いっぱいいっぱいになって、いっそちえと一緒に母さんのところにいってしまおうかと追いつめられたこともあった。

そんなある日、いつものように仕事をおえて帰るとちえがいなくなっていた。

あわてて探すと、押し入れに隠れていたのだ。

それから毎日毎日かくれんぼが続いて、もういい加減嫌になってきていたが、忍者の格好をしたり、猫になったり、おもわず見つけると笑わずにはいられなかった。幼いなりに父親を励まそうと一生懸命考えてやっていてくれたんだよ。

 

と懐かしそうに話をするちえの父の姿を見て、なぜちえが死んだふりをするのかがなんとなくわかったような気がしたじゅんだった。

 

その日の夜 ちえの実家に泊まることにして、ちえの部屋にある様々な本。

その中に、夏目漱石が「あいしてる」という英語を「月が綺麗ですね」と訳したというページを見つけたじゅん。

 

ちえがずっと事あるごとに「月が綺麗ですね」と言っていた本当の意味をやっと理解したじゅんだった。

 

そして、じゅんはちえに「行きたいところ ありました」とちえを連れて出かけていった。

 

感想

結局、なんでちえさんが死んだふりをするのか?というはっきりとした答えは描かれてませんでした。

でもそれはそれでいいなぁ。

ただ死んだふりをしたかっただけかもしれないし、じゅんさんを驚かせたかっただけかもしれないし、暇つぶしなのかもしれない。

でもそこにめいっぱいの愛情があるから それだけで十分なのかな と思ったりしました。

 

知りたがりな私は、結局 原作のコミックも買ってみたけど、その中でも「聞いたけどわからなかった」と作者さん本人が言っておりますww

こちらは映画化記念の最新巻↓

 

 

 

電子書籍もありました(1~3巻出てますよ)

 

 

で、原作読んで、映画はかなりマイルドに作ってあるなぁと別の感想をもちました。

 

いや、ほんとのちえさん(仮名)のほうがぶっ飛んでるし、「まじか!?」と言いたくなる人ww

でも常識というものに縛られ、頭が堅くて面白みもなんともない私は、ちょっとちえさんのような自由な人にあこがれるのです。

自分も楽しくて、人も楽しませられるような人っていいよねぇ。

 

が、おそらく自分の家族がこんなだったら、確かにめんどくさいかも?

たまにならいいけど、しょっちゅう死んだふりとかされても いちいちかまっとられんわ。好きにしなさい。ってなるだろうなぁ。

絶対最後はスルーだよね。うん。

とだんなさんの気持ちもよくわかるって感じでした(笑)

 

でもたぶん好きなタイプの人ですねぇ。ちえさんって。

自分に正直で、なおかつ ほんとのやさしさをわかってる人なんだろうな と感じました。

映画もコミックもどちらもおススメですよ♪

 

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