解熱鎮痛剤 ロキソニンに重大な副作用が報告されました
数年前から市販もされている 解熱鎮痛剤のロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)。
大腸閉塞などの重大な副作用が出る恐れがあると、厚労省が2016年3月22日に注意を呼びかけました。
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ロキソニン(ロキソプロフェン)とは
ロキソニンと呼ばれることが多いが、正式医薬品名は ロキソプロフェンナトリウム水和剤。
解熱・鎮痛剤として使用されます。
肝臓や腎臓に負担が掛かる、むくみ、眠気、腹痛、下痢、頭痛という7つの副作用があると確認されています。
もともと処方箋医薬品であり、医師の診断がなければ処方されていませんでしたが、2011年に一般医薬品として、第一三共ヘルスより「ロキソニンS」が発売され、その後もライオンや興和などから販売されています。
※ 第一医薬品に分類されるので、購入時には薬剤師が常駐している薬局やドラッグストアでの相談が必要となります。
主成分である ロキソプロフェンナトリウム水和剤 に対して 重要な副作用があると報告されました。
114 解熱鎮痛消炎剤
【医薬品名】ロキソプロフェンナトリウム水和物(経口剤)
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「小腸・大腸の狭窄・閉塞:
小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観
察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場
合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」を追記する。
(注)患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。
腸閉塞とは
食べたものが、何らかの原因で消化管の中を通過できなくなってしまう病気です。
そうなると激しい腹痛のほか、吐き気やおう吐などが起こります。
人間の体は食べ物を食べて、便として排泄させて栄養を取っています。一般に、口から摂取した食べ物や飲み物は、「食道」を通って、「胃・小腸・大腸」などを通過する間に消化・吸収されて、残りは「肛門」から排泄されます。
この一連の流れで、何らかの原因のため、小腸や大腸の中を食べたものやガスなどの内容物が正常に通過できなくなると、腸の中に停滞して、充満することになります。これが「腸閉塞」という病気です。重症の場合は命にもかかわるため、症状が出れば病院に行くことが大切です。
腸閉塞の症状
腹部の膨満感・腹痛
腸の中を内容物が通過できなくなるため、おなかが膨らみます。同時に激しい腹痛が起こります。
吐き気・おう吐
腸が詰まると、食べ物などが逆流してきて、吐き気やおう吐が生じます。
重症のとき
腸閉塞を放っていると、水分などが吸収されなくなり、「脱水症状」が出てきます。また、血液中の水分も減るために血流が悪くなります。さらに、腸が完全に動かなくなると、腸内細菌が異常に増殖します。すると、腸内細菌が血管やリンパ管の中に入り、「感染症」を引き起こして「発熱」が出ます。
そして、脱水症状が長引いたり、腸内細菌が毒素を出し始めると、血圧が急激に下がったり脈が速くなったりして(頻脈)、やがて脈が触れなくなる「ショック状態」に陥ります。こうなると、生命に危険が及ぶことにもなります。引用:病気の症状集
服用時の注意点として
頭痛もちの人の中には ロキソニンは効き目が早く重宝している人も多いと思います。
実際私も病院から処方され、飲んだことありますが、確かによく効きます。(※私の場合効きすぎて、起き上がれないほどの眠気がきたので、それいらい飲んでません)
効き目がいい薬というのは、その分副作用にも十分な注意が必要です。
今後服用する場合は、かならず医師または薬剤師に相談することをおススメします。
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