春先のめまいは要注意!「ぐるぐる感」と「ふわふわ感」で病気の原因も違います。
季節の変わり目は、自律神経が乱れやすくなります。
とくに、桜が咲き競う春先は、就職、転職、転勤、転居、結婚など、生活環境が急変しがちなので、毎日の健康管理、ストレス・コントロールに気づかう日々が続きます。花粉症も悩ましいが、めまいや耳鳴りに苦しむ人も多くなります。
めまいは、「ぐるぐるめまい」と「ふわふわめまい」に分かれますが、どういう違いがあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
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ぐるぐるめまい<回転性めまい>
ぐるぐるめまいは「回転性めまい」ともいい、夜間や早朝に急にグルグルと体や天井が回って起き上がれなくなります。年齢にかかわらず女性に多く、船酔いのときのような嘔吐を伴うことがあります。ぐるぐるめまいは、ストレス、睡眠不足、過労などによって耳の三半規管が過敏になって起きたり、脳疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍)によって誘発しやすくなります。
耳の三半規管が関係するめまいのうち、
難聴、激しい耳鳴り、耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴う場合は、内耳のリンパが水ぶくれの状態になるメニエール病や、突発性難聴などが疑われるので、耳鼻咽喉科の診断が必要になります。
ですが、ほとんどは、良性頭位変換性めまい(BPPV)なので、ストレス、睡眠不足、過労などに気をつければ、自然に快方に向かう場合が多いです。
ところが、脳疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍)が関係するめまいは要注意です。
顔面神経麻痺や手足の運動麻痺などを伴うため、数日で軽快することはないので、脳CTや脳MRIによる検査を受ける必要があります。
長引くめまいや麻痺を伴う場合はすぐ病院を受診しましょう。
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ふわふわめまい
ふわふわめまいは、雲の上を歩いているような船酔い感覚に襲われるため、目が定まらず、まっすぐに歩けません。首筋や後頭部の頭重感を伴い、年齢や性別にかかわらず発症します。
30~50歳代は、肩こりによって首筋、後頭部、頭の筋肉の血流障害を引き起こすため、ふわふわ感や頭重感を生じやすくなります。
筋肉の血流障害は、脳そのものの血流障害ではないので、脳疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍)の誘因になることは少ないです。
ただ、更年期障害が現れる50歳代以降は、ストレス、睡眠不足、自律神経の失調によるふらふら感や頭重感が増えてきます。男性にもみられるが、女性に多く見られます。
60~70歳代は、動脈硬化や椎骨・脳底動脈循環不全症によって脳幹部や小脳に血液を供給する動脈の循環不全が起きやすくなるため、男性のほうが発症しやすくなります。
その他、鎖骨下盗血現象によるふわふわめまいもあります。
左鎖骨下動脈が動脈硬化によって血流障害に陥ると、左腕を伸ばしたり、上げたりしたときに一時的に起きます。
また、頸椎の変形によって首の血管や神経が一時的に圧迫されるために起きるふわふわめまいは、上を向いたり、首を曲げたときに起きやすいくなります。腕の痺れや筋力の低下を伴うことがよくあります。
どのケースも、脳CT、脳MRI、脳MRAによる診断・検診が可能です。
少しでも「ぐるぐる感」や「ふわふわ感」の兆しがあれば、循環器科などを受診して異常がないか検査しておくと安心ですね。
参照:http://healthpress.jp/
自分でできる対策~めまいに効くといわれるツボ~
東洋医学では春になってくると「めまいがする」「足元がふわふわする」のは春の気にあわせて気が上がっている状態と考えています。
上がってしまった気を下げるには太衝というツボをよく使います。
足の親指と人差し指の骨の付け根の部分にあります。
(←図参照)
ここを ぎゅーっと押します。
イタ気持ちいいくらいで毎日根気よく押さえてくださいね。
頭痛やめまい、ストレスに効果があります。引用:池田市の鍼灸(はり、きゅう) 南天
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