映画 罪の声 感想

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映画 罪の声 見事なまとめ方でした

10月31日公開 映画「罪の声」

本日見てきました。

おもわず手に取っていたパンフレットとオフィシャルインタビューブック

評判通り面白かったです!

私にしては珍しく原作を読んでいたので、(あの本をどう2時間にまとめるんだろう?)と内心心配していたんですよ。

しかし!そんな心配どこへやら。

話の内容もほぼ変えず、ちゃんとまとめられていてさすが野木さん!とうなってしまいました。

小説だとその場面の説明が必要だから、とにかく細かい描写があって、頭の中でそれを想像しながら読む(そこが楽しいところでもある)けれど、映像になると一瞬でなんのことか理解できるものだなぁと改めて目で見ることのすごさってのを実感しました。

でもそれも小説をきちんと再現しているからこそであり、これが中途半端な再現だったらおそらく「はぁ?」となってたと思うんだよね。

だから 土井さんすごい!(あ、監督さんのことです)と主演のお二人(小栗旬・星野源)が言ってたのが凄くよくわかりました。

 

逆に原作を読まずにいっても、これは面白かっただろうなと思います。

なぜなら小説を読んだ時に号泣した場面があって、そこの描写も初見だったら絶対号泣しただろうなぁと思ったから。

先を知っていたから、さすがに映画見て号泣はしなかったからw

 

大まかなあらすじなどをまとめてみたので、ネタバレしても大丈夫と言う人は続きを読んで見てくださいね♪

あらすじ

<プロローグ>

京都でオーダーメイドの紳士服を作るテーラーの曽根俊哉はある日押し入れの置くにしまい込まれていたカセットテープと手帳を見つける。

カセットテープには1984の文字。手帳には英語でびっしりと何かが書かれているが意味はわからない。

死んだ親父の?

と思いつつ、カセットテープを聴いてみると、子供の歌声が入っていた。

(これ 俺の声だw)

自分の子供の時の歌声を懐かしく聞いていたら、テープが急にとまる。

(ん?)

すると一呼吸置いて、同じ声で不思議な文章を読む声が聞こえてきた

「きょうとへとむかって、いちごうせんを・・・・にきろ、ばーすーてーい、じょーなんぐーの、べんちの、こしかけの、うら」

(なんだこれ?)

と意味不明の言葉を聞いた俊也はもう一度手帳をよく見返してみる。するとその手帳の中に「GINGA」「MANDO」という文字を見つける。ギンガ?萬堂?・・・ギン萬事件のことか?

慌ててネットで事件について調べて見ると、そこには脅迫に使われた男の子の声があった。

再生すると…まさに目の前にあるカセットテープと全く同じ声。

「俺の声だ…」

昭和最大と言われた未解決事件「ギン萬事件」に自分が関わっていたのだ。

なぜ?どうして?このことが世の中にしれたら…家族はどうなるのか?

疑惑と不安で押しつぶされそうになる俊也は、事の真相を探らずにはいられなかった。

・・・・・・・・・

一方 大日新聞の文化部に所属している阿久津(小栗旬)は、上司の命令で年末年始の企画連載で「ギン萬事件 31年後の真実」をするのでその取材をしてこいと命令されていた。

当時警察もマスコミも犯人に振り回されるだけ振り回され、一向に事件の真相には届かず、結局完全時効となってしまったあの事件である。

膨大な取材資料を一つずつ洗い出し、なにか見落としたものはないか?新しい真実はないか?それを見つけ出せというのだ。

半ばやけくそになりながらも、事件を追っていく。

そんな中、自分と同じくらいの年齢だったあの脅迫文を読まされた子供たちはいったい今どうしているのだろうか?とふと考えていた。

すると取材先で自分と同じように今頃ギン萬事件を調べている人物がいることを知る。

どこの誰か気になった阿久津は、それが誰か聞き出し、あいにいく。

それが 曽根俊也だった。

 

記憶はないが確実に事件と関わっている俊也は、阿久津の取材を完全に拒否。

しかし、自分と同じように脅迫文を読まされた子供たちのことは気にかかっていた。

それを阿久津ならば調べることができるかもしれない…そう思って取材に協力をすることにした俊也。

阿久津と俊也は一緒に31年前の事件の真相に迫っていくのであった。

 

 

3人の子供のうち二人は姉弟で、事件の最中に行方不明となっていたことはわかっていたが、実は犯人グループの一人だった暴力団に捕まっていたのだ。

母と姉弟は身を寄せ合い、人目を避けて暮らしていたが、16歳になっていた姉のぞみはその境遇から逃げだそうと決意する。

しかし途中で見つかり、事故で命を落としてしまっていた。

母は事務員として働かされ男どもにいいように扱われて、弟も使い走りのように足蹴にされる日々。そんなとき一人の男が事務所に火をつけその男と一緒に逃げ出した弟総一郎。

その後は暴力団から逃げながら、全国を転転とし、ようやく落ち着いた中華屋でも組の人間に見つかり、そこの夫婦に迷惑がかかると全てを話し姿を消していた。

そのことをようやくたどり着いた中華屋で知り、どうしても総一郎に会いたいと連絡先を教えてもらった阿久津と曽根は、総一郎と会うことに。

 

総一郎と出会い、家族3人の壮絶な生き様を聞かされた俊也は総一郎に「あなたはどんな風に生きてきたんですか?」と聞かれ何も言えなかった。

自分はつい最近まで何も知らずに、普通の生活をしてきたのだ。

 

自責の念にさいなまされる俊也に阿久津は「あなたのせいではない。曽根さんは自分で今の幸せをつかんだのですから。」と伝える。そして

「本当の悪人に会ってきます」

そういって、ロンドンにいる曽根俊也の叔父「曽根達也」に会いに行った。

 

一方、曽根は一枚の写真を見てある違和感を覚えていた。

余命宣告を受けた母が一時退院してきた日、何かを探しているのを見て「これを探しているの?」とカセットテープと手帳を出す俊也。

それをみた母は俊也が全てを知っているのだと確信し話し始めた。

自分が高校生の時に父が警察の理不尽な対応のせいで自殺に追い込まれたこと。そこから国家権力に不振をいだき学生運動に参加して、そのとき曽根達也と会ったこと。父と結婚し曽根達也が父の弟だとはじめてしり学生運動のことは父に知られたくなかったこと。
達也からカセットテープに俊也の声を吹き込むように頼まれ、自分が録音したことなど。

 

俊也は母はそれで警察への恨みが晴らせたのかもしれないが、自分は罪の声を一生背負って生きていかなくてはならない。と告げた。

 

ロンドンで曽根達也に会い、全ての真相を聞いた阿久津は「あなたはそれで満足したんですか?日本はそれで変わったんですか?」と問い詰める。

そして「あなたがしたことは、幼い3人の子供たちの未来を奪っただけだ」といい放った。

その後曽根達也は姿を消した。

 

日本では大日新聞の記事が大々的に報道されていた。

そんな中、「あの子供の声は自分です」と記者会見を開きたいと総一郎が言い出す。

生き別れになった母を探すためだった。

母は生きていた。

老人ホームで年老いた母と対面する総一郎。

「総ちゃん?総ちゃん?」と泣きながら抱きしめる母。そして、「望ちゃんにもあいたいねぇ」とおもわず声をもらす母。

すると同席していた阿久津がスマホを渡す

そこには、あの声が入っていた。

「のぞみちゃん!のぞみちゃんだ!!」

事件に使われたあの声は当時のまま、母の耳に届いていた。

・・・・・・・・・・

<エピローグ>

事件の真相が明らかになり、晴れ晴れとした様子で仕事に打ち込む俊也。

そこへ一人のお客さんが入ってくる。

「新しいスーツをお願いしたくて」

笑いながらたっていたのは、阿久津だった。

「はい!もちろん。阿久津さんにぴったりのスーツを仕立てます」

そういって俊也も笑顔で答えた。

 

 

まとめ

原作とは少しだけ内容違っていましたが、ほぼほぼストーリーは同じでしたね。

曽根達也は自分にとっての正義という意味で事件を起こしてしまうんだけど、犯罪では人や社会を変えることはできないし、ただのお金目的のエゴでしかない。そのことで誰かが苦しむことになり、しかも未来ある3人の子供たちの運命を変えてしまった。

人の正義感って一体なんなんだろう?と思わされました。

 

小栗君の押さえた演技がとっても良くて、淡々と取材を重ねながらも、ちょっとしたところに(あぁ、この人はまっとうな人だな)と思わせる台詞やたたずまいが感じられました。

星野源さんは、ほんとに京都弁が自然でした。いわゆる関西弁とはまた違った、ほんのり優しい感じの話方。(まぁ京都の人間じゃないからほんとのところはわかりませんけどね)曽根俊也という事件の当事者でもあり被害者でもあり難しい感情を身体全体で表していたなぁ。

奥さん役の市川実日子さんは、原作の奥さんよりもずっと優しい感じ。でもすごく旦那さんをちゃんと見ている雰囲気がでててさすがでした。

しおりちゃん役のお子さんもとっても可愛かったです♡

 

見終わったあと、やっぱりもう一回原作読みたくなったのは言うまでもありません。

今度は情景がはっきりと想像できるから、もっと深く読めるような気がするなぁ♪

楽しみ。

 

皆さんもぜひ劇場で見てくださいね~。

 

Uruさんの主題歌もとってもグッときますよ。

 

 

ちなみに映画館でつい買ってしまったのはこちらの本です♪

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原作はこちら

 

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