
映画「空海ーKU-KAIー」 切ない愛の映画です

公式HPより
映画館で予告を見て、原作があの夢枕獏さんというのを知り「これは見たい!!」と心待ちにしていた 空海。
やっと見てきました♪
あ、ちなみにこれ大河ドラマ的な「空海の歴史スペクタクル映画」ではございませんのであしからず。
そのタイプだと思っていくと残念な結果になりますのでお気を付けください。
空海が主人公というより、空海は謎解き役であり、ナビゲーター的役割です。
ほんとの主人公は別にいます。
ちなみに「祈りの幕が下りる時」と「鎌倉ものがたり」を足して2で割ったような内容です。(わかるかな?)
魑魅魍魎が現実ととらえられていた時代、まやかしと現実があやふやな時代、いわゆる 陰陽師と同じ時代のお話。
夢枕獏といえば陰陽師。
あの世界観が舞台を中国に写し、さらにスケールアップして帰ってきた! という感じです。
人間の愛の深さと恐ろしさ。愛するが故、人は鬼にも化物にもなってしまう悲しさ。そして純粋な愛。
欲望・野望・権力にまける弱さなどなど 人間 をまざまざと見せつけられる作品です。
全編中国ロケということで、その映像の雄大さもさすがでした。
衣装も華やかで、なんといっても 絶世の美女楊貴妃がほんとに綺麗でした。
全編中国語と思っていったら、日本語吹き替えしてあった(笑)
でもその吹き替えの役者さんがまた豪華で、ちっとも違和感なく見れました!
昨日の夜までは疲れ果てて、行くのやめようかなぁって思ってたけど、見に行ってよかった!
あらすじ・原作などまとめてみました。
お時間ある方はぜひ続きも読んでくださいね♪
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STORYストーリー
1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海(染谷翔太)。
あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。
空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂(阿部寛)の存在を知る。
仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。
極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。
楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…?
空海と白楽天、二人が辿り着いた真実とは…?
海を渡った若き天才僧侶・空海と、中国が生んだ稀代の詩人・白楽天。
二人はやがて、歴史に隠された哀しき運命と対峙することとなるー。
史上空前の超天才 空海が、歴史を変える奇跡を起こす――

公式HPより
キャスト

公式HPより
空海・・染谷翔太
白楽天・・ホアン・シュアン
阿部仲麻呂・・阿部寛
楊貴妃・・チャン・ロンロン
ほか
日本人キャストは空海役の染谷翔太と阿倍仲麻呂役の阿部寛、仲麻呂の側室に松坂慶子、空海のお師匠さんに火野正平の4人。
それ以外はすべて中国の役者さんでした。
とにかく 綺麗な人が多い!!
楊貴妃役のチャンロンロンさん初め、化け猫に憑りつかれ、悲劇の死を遂げる春琴、色町に住む玉蓮・麗香など出てくる女優さんが綺麗なのにびっくり!

春琴/キティ・チャン

玉蓮/チャン・テイエンアイ

麗香/シャー・ナン
なんていうか、さすが中国人間が多いと綺麗な人も多いもんだ!変なところに感心してしまったのであります。
原作
原作は 夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」1~4巻
映画カバーバージョンも出ています。
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電子書籍なら一気読みも!
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今日帰りに本屋さんによったんですが、映画カバーじゃないタイプだったので、ちょっと迷ってやめちゃいました。
せっかくなら映画バージョンの方がうれしいかなぁ。
4巻あるのでぼちぼち買って読んでみようと思います。
映画 陰陽師 が好きな人にはほんとにたまらない映画だと思います。
派手な戦いシーンとかはないんですが、空海のひょうひょうとしたところと、白楽天の詩人らしい感性豊かなところが、晴明と博雅の雰囲気によく似てるし、楊貴妃を思う純粋な青年の気持ちがぐっと胸に迫ってくるお話でした。
映像もほんとに綺麗で見ごたえありましたね。
特に 極楽の宴 のシーンは圧巻でした。

公式HPより
主題歌はRADWIMPS
英語の歌詞と切ないメロディー、壮大な感じがとっても映画にあっていました。
君の名は でヒットした前前前世 とはまた違った世界観で、すごく大人の印象を受けた曲。
改めてRADWIMPSのかっこよさを見せつけられた曲でございます。
CDはこちら↓で購入できます。
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