映画 アルキメデスの大戦 感想※ネタバレあり

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映画「アルキメデスの大戦」感想

 

2019アルキメデスの大戦製作委員会

 

ようやく見に行ってきました!アルキメデスの大戦(公式HPはこちら

全てが史実というわけではないけれど、「もしかしたらこんな風なこともあったかもしれない」と思わせられるような内容でした。

原作はヤングマガジンで連載中、三田紀房の「アルキメデスの大戦」(最新巻は17巻まで発売中)

 

アルキメデスの大戦 実写映画公開記念 1巻〜3巻お買い得パック (ヤンマガKCスペシャル) [ 三田 紀房 ]

映画は3巻までのお話がまとめられています。

 

映画版の小説もありました。

小説 アルキメデスの大戦 (講談社文庫) [ 佐野 晶 ]

 

原作(漫画の方)を知っている人にとっては「まぁまぁかなぁ。やっぱり」という感想。

私は知らなかったので、すごく面白かったです♪

菅田将暉演じる主人公の櫂直(かいただし)は実在する人物なのか?と思って調べてみましたが、モデルになるような人も特になく、まったくの架空の人物でした。

まぁ確かに桁外れな能力で、(いやそれはちょっと難しいのでは?)と思うような場面も若干ありはしたけど、でもその違和感もなんなく吹き飛ばす菅田くんの演技でした。

 

ではここから先はネタバレします。

お付き合いくださると嬉しい出す。

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STORY

時代は第2次世界大戦がはじまろうとする1930年代。

軍事費が国家予算を切迫し、軍の力が強大になっているころ、新型の大型戦艦を作る計画が持ち上がっていた。
海軍少尉 山本五十六(舘ひろし)は「これからは航空機が主流になる。戦艦ではなく空母を作るべきだ」と真っ向から反対。
しかし、旧態依然の海軍の中で、その意見はなかなか上のものに聞き入れてもらえない。

巨大な戦艦製作を推進する海軍少尉 嶋田繁太郎(橋爪功)らが出してきた計画案は山本たちが出してきたものよりも低い予算だった。

「そんなはずはない!こんな予算であの巨大戦艦が作れるわけがない!」と山本らはなんとか本当の予算をだして、嶋田たちの案を阻止しようと計画する。

そこの白羽の矢が立てたられたのが「100年に一度の天才」と言われる帝国大学の学生 櫂直(菅田将暉)だった。

櫂は世話になっていた財閥の主の逆鱗にふれ、大学をやめアメリカの大学へ留学しようとしていた。

そこへ山本がきて事の内訳を話、「なんとか戦艦製作にかかる本当の予算を計算して、国家の無駄を食い止めて欲しい。それが(アメリカ・ヨーロッパとの)戦争を止めることになる」と説得。

(戦争を止める…)その言葉に引き寄せられるように山本の申し出を受ける櫂。

期限は1週間。だれしもが無理だと思う難題。

櫂は少佐として軍人となり、巨大戦艦に一人立ち向かうこととなった。

戦艦の詳しい資料は「軍機(軍事機密)」というだけで何も見せてもらえず、さまざまな誹謗中傷を受けながら、「とにかく今できることをやるだけだ」と実際海上にある戦艦に無理をいって乗り込み自力で戦艦を計測しはじめる。

その様子を見ていたお付きの海軍少尉田中正二郎(榎本佑)は櫂の右腕として協力を惜しまなくなっていた。

 

櫂のすざまじさは並大抵ではない。

一晩本を読んだだけで、戦艦の図面を作りだし、なおかつそこから製造予定の巨大戦艦の図面まで書き上げていった。

しかし、図面ができても、他の資料がなければ予算は正確にはだせない。

嶋田の策略もあり、造船業者は誰一人として協力してくれるものはおらず、八方ふさがりの状態。そこで、以前家庭教師をしていた財閥のお嬢様の尾崎鏡子(浜辺美波)に父の会社の資料を持ち出してこれないか頼んでみる櫂。

さすがにそれはできないと答える鏡子だったが、「大阪の造船会社(大里造船)に昔うちによく来ていた人がいる。その人なら協力してくれるかも?」と言う。

藁をもつかむ思いで、一路大阪へ向かう櫂と田中。

しかし社長は昔軍に意見をいったばかりにひどい目にあったことから、話を聴こうとしない。

それでも粘る櫂と田中のもとに、鏡子がやってくる。

鏡子の話を聞いて、昔の自分と同じように軍の行いに異を唱える櫂たちに協力を申し出る大里。

人件費や材料の価格などの資料を見て、すぐ計算に取り掛かる櫂。

しかしそこへ電報がきて「新型戦艦製造計画会議」が明日の11時に行われるという。

 

予算を計算する時間はほとんどなくなってしまった。

だれもがもう無理だ…とあきらめても、ただ一人櫂だけはあきらめなかった。

ある計算方法を思いつき、とにかくできる限りの時間をつかって資料から予算をだしていく櫂。

夜行列車に飛び乗り、寝ずに計算をつづけ、なんとか会議場にたどりついた。

しかし、まだ計算は終わっていなかった。

 

会議は始まり、嶋田と結託している大臣は議論もそうそうに「予算の少ない方を選ぶ」と決をとろうとする。

なんとか時間をのばそうと、計算は田中にまかせ、櫂は巨大戦艦が計上していある予算では到底作れないこと。

それを証明するための計算式があること。を大臣らの前で説明しはじめる。

「そんなことができるわけがない!」という嶋田陣営

「では、証明してみましょう。戦艦に使われている鉄の量をこの式にあてはめれば、おおよその予算がでてきますから」というと、今まで建造された戦艦の予算を次々に当てていく。

そうこうしているうちに、やっと計算がおわり、巨大戦艦の予算が実際は倍以上かかることを証明した。

 

しかし…巨大戦艦の造船責任者で設計図を描いた造船中尉平山忠道(田中泯)は、「他国に新型戦艦の詳しい情報を与えないためにあえて嘘の予算を啓示した。そうしなければ情報が筒抜けになってしまう。」と言い出す。

戦艦の予算等は開示する必要があるため、巨額な予算だとその船の大きさが明白なものとなってしまうのを防ぐためだという意見に大臣は納得。

結果、新型戦艦は空母ではなく、巨大戦艦が選ばれた。

 

呆然と立ち尽くす櫂。

ふとみると、そこには平山がかいた設計図が張り出されてあった。

それをみて何か気が付いた櫂は、自分がかいた設計図を並べだす。

その設計図は新型戦艦のものとほぼ同じ。

平山は「なぜ君がこの設計図をもっているんだ?」といぶかしがる。

「戦艦を計り、それをもとに計算して書きました」

と櫂が答えると、櫂の才能に改めて驚く平山であった。

櫂は新型戦艦の弱点をいいあて、平山に「このままではこの戦艦は沈没する恐れがある」と言う。

設計士として、万が一の万が一を想定できなかった自分の甘さに平山は「この案は辞退させていただきます」と会議室を出て行った…

 

数日後、平山のところに呼び出された櫂。

部屋に入るとそこには 1/20サイズの戦艦の模型が置いてあった。

そのあまりにも立派な模型をみておもわず心躍る櫂。

そんな櫂をみて平山は「数式を教えて欲しい」と願い出る。

しかし、それを教えてしまうと、戦艦が実際に製造されてしまう。

平山は

「戦艦をつくろうが、つくりまいがもう戦争への道は止められない。時期日本はアメリカと戦争を始める。アメリカと戦争をしたら、日本は負ける。君もそう思うだろう?だからこそこの戦艦が必要なんだ。日本人は負け方をしらない。日本人の心の支えとなるこの戦艦が目の前で敵国に遣られて初めてわかるだろう。自分たちの状況を。」

その言葉に絶句する櫂。

「この戦艦にはもう名前がつけてあるんだ。『大和』だ」

 

この8年後、平山の言った通り 戦艦大和は完成し、あっけなく沈没した…

 

 

感想

日本が戦争にむかっていく時代にこんなことがあったのかもしれないなぁ。と思わせるようなお話でした。

実際のところはわかりませんが、こういう風な考えを持っていた人は少なからずいたのではないか?と思います。

冷静に世界情勢などを分析すれば頭のいい人には未来は見えていたはず。

それでも、異を唱えることは本当に難しい時代。

 

特にラストの「日本人は負け方を知らない」

この言葉がなんと重いことか。

まさにこの一言に尽きると思いました。

いい意味でも悪い意味でも「日本人の日本人たる所以」を表しているなあ。と感心してしまった一言でした。

 

そして、何もない状態から今自分ができることを精いっぱいやる櫂の姿は、心を打つものがありました。

あきらめない。文句を言う前に動く。とにかくできる事からはじめる。

ついついやる前から「そんなのできるわけないじゃん」と言ってしまうことが多い私。

心を入れ替えて、これからとにかくすぐ文句を言うのはやめようと思いました。

 

若い人にも見て欲しい映画です。

ぜひ 劇場に足を運んでみてください。

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